この事業が生まれた背景


サントリーの「ものづくり」に欠かせない「水」。私たちは創業以来、良質な水を追い求めてきました。
サントリーグループは企業理念に「人と自然と響きあう」を掲げ、水を事業の核とする企業として、水を守り、大切に使い、自然に還すことが、企業の社会的責任を果たし、持続可能な社会を実現するために重要なことと考えています。


そのため、私たちが利用する「水」への理解を深め、未来に向けて「水資源」を守っていくために、社内に水科学研究所を設立しました。
水科学研究所では、水文学(すいもんがく)を基盤に、水源を育む森と水の研究をはじめ、国内外の水資源の研究、さらに総合酒類食品企業としての視点から、水と健康や嗜好に関する研究など、「自然界の水」から「生体内の水」までを網羅する包括的な理解のための研究を行い、知見の普及にも努めています。


この水科学研究所の研究活動から生まれた技術や知見を活かし、広く社会全体の「水」のサステナビリティを実現するため、社内ベンチャー制度「Frontier DOJO」を通じて、サントリーグループの新事業「Water Scape」が誕生しました。
「Water Scape」を通じ、ものづくりにおける自発的な水のサステナビリティへの取り組みを支援し、人と自然が響きあう流域社会の実現を目指していきます。